Windows7では事あるごとにWindows10へのアップクレードが表示されて迷惑。
GWXというやつだ。(Get Windows 10 10をローマ数字でX という意味であるらしい)
会社の業務で使っている基幹システムが非対応なので、今のところWindows10は入手したくない。
昨年から勝手にWindows Updateに紛れて入ってきて通知を出しているのは、
KB3035583
KB2952664
あたり。他にもあるかも。以前は”オプション”だったのに最近は”重要”で来るから迷惑。
さて、解決策は、レジストリにWindows10は欲しくありませんの意思表示を書き込む。
レジストリエディタでもできるが、余計なところをいじってPCが不安定になってもいやなので、違う方法で。
まずは管理者(Administratorとか)権限のあるユーザーでログイン。すでにそういう権限があればそのままでOK。
コマンドライン (コマンドラインはスタートボタンで「プログラムとファイルの検索」窓に「CMD」と入力すると、ちょっと懐かしいDOS画面みたいなのが表示される)
で、ここの「>」のあとのカーソルの点滅している所に
Windows10 Upgradeを非表示にしたい時は、
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Gwx /v DisableGwx /t REG_DWORD /d 1 /f
で、Enterキーを押す。もう1行
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v DisableOSUpgrade /t REG_DWORD /d 1 /f
でEnterキーを押す。
コピペする人は以下をクリックして開いて使ってください。コマンドラインへのペーストはCTRL+Vではなく、マウス右クリックで。
Windows10_Upgrade_Block
(参考までに) 逆に、表示をしたい(Windows10にしたくなった)時は、
reg delete HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Gwx /
で、Enterキーを押す。もう1行
reg delete HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v DisableOSUpgrade /f
でEnterキーを押す。
こちらもコピペ出来るようリンクつけておきます。
Windows10_Upgrade_Unblock
そしてPCを再起動。
これでたいていの場合、Windows10を入手しましょうとか言ってこなくなる。
たぶん、無償でのアップグレードは2016年7月29日までなのだが、最近のマイクロソフトの強引さは驚くばかりなので、無償アップグレードの期間延長とかしてくるかも知れない。
–< 2016.06.10 追記 >—-
いまさらながらマイクロソフトは、勝手にWindows10にUpgradeされてしまう現象について「解除と（旧ＯＳの）復元の方法を提供している」なんて詭弁を言っている。方法の提供時期のミスと宣伝不足が今回の混乱を招いた事は間違いない。たぶんWindows10は良いOSだろうけど、強引な手法によりみんなの印象が悪くなり、正しく評価されないとしたら残念。
先月、新たにマイクロソフトからもGWX回避のツールも提示された。ダウンロードはこちらから。
※Upgradeされかかってしまったらこちらを見て。
