今まで使用していたPCは、Windows7Proからの無償アップグレード期間中にアップして、その後、AnniversaryUpdateなど更新を重ねてきたものです。
CPUはCore-i7 3770Kという第3世代のもので24GBのメモリーと共に快適に動作してました。今回はこれを縮小して違う場所で使うことにし、自宅ではコンパクトなPCを作ることにしました。
構成は、
Mother : GIGABYTE GA-H270N-WIFI
CPU : Core-i5 7500
CPU-Fan : RAIJINTEK 0R100003 (90mm Fan 44mm-Hight)
Memory : PC4-19200(DDR4-2400)288pin DIMM 16GB(8GB×2)
Power : CORSAIR CX Series CX550M (80PLUS BRONZE)
Case : CoolerMaster Elite 130 Cube
SSD : WD Blue M.2 250GB
OS : Windows 10 Pro 64bit
写真にするとこんな感じです。
比較的ドンガラ状態のケースで組みやすそう。パネルからのケーブルが長すぎるような気もします。側面ファンはあとで外しました。
写真に撮りませんでしたが、M.2 SSDは、WD Blue の M.2 で
こんな感じのSATA接続の2280というサイズです。
CPU Fanは、高さがなくてお安い
このようなものです。と、以上は何とか費用を捻出し
Video : ASUSTeK NVIDIA GTX750TI
HDD : WD GREEN 3TB HDD 2台
DVD/BL : Pioneer BDR-209XJBK/WS2
これらは今までのPCからの流用です。
その他にシールドされたSATAケーブルとかFANの分岐ケーブルとか小物を少し用意しました。
簡単にパーツの選択理由を書きますと
・ケース
今回は「小さくまとめる」が目的です。
mini-ITXサイズのボードとケースでコンパクトを狙ってはいるものの、DVD/BDドライブの他に、3.5インチのHDD2台を入れたかったのでCoolerMaster Elite 130というケースにしてみました。電源が後ろに飛び出る形にセットできるので中は広めですし、Videoカードも2スロット使用のものがセットできるのが良いと思います。
内部はフレームに線を束ねやすい感じの穴がありますので、線の整理もしやすいです。若干幅が広いケースですが高さがないのでスッキリしてます。
このケースのウィークポイントは
・「足」カラカラと回るプラスチックで滑りや振動の原因です。ゴム足に代えるか、何か
下に敷くなど対策が必要そうです。
・「正面のファン」120mmのファンですが、ここは、いかにもホコリを吸いそう
なのでフィルターがあって簡単に取り外せて掃除できたらグッドです。側面にも80mmのファンがあるのですが、配線の関係で今回は使いませんでした。
・「CPUの冷却」電源がマザーボードの上にあるので大きめの空冷はつけられません。全体のサイズが小さいのでここはガマン。
・マザーボードはmini-ITXです。WiFi機能付の基板ですがそこは多分使わないでしょう。オーディオに光出力があるところに魅力を感じて選択しました。GIGABYTE自体は日本のショールーム閉鎖からずいぶん経ちますが、昔から使っていて「外れ」を引いたこともないので理由のない安心感があります。(まぁ、思い込みかも知れませんが)オーバークロックの予定もないのでH270というチップセットです。
・CPUはせっかくなので第7世代の真ん中あたり、メモリーもDDR4を使ってみることにしました。ハードなゲームとかレンダリングとかし重い作業はしないのでCore i7までは不要と考えました。
CPUファンは水冷も考えたのですが、CPU真上周辺での空気の攪拌がないのでチップセットの冷却には不利なのかなと考えて、まずは背の低い空冷で試してみることにしました。電源との関係で高さ90mmくらいがセットできる限界だと思いますが、今回のものは高さ44mmなので充分ファンの空気が吐き出せそうです。
・SSDはすっかり世の中に定着してきましたので今回は省スペースのM.2タイプにしてみました。
高速のPCIe3.0タイプのM.2 SSDだと熱対策も必要なようですが、今回はSSDの取り付け位置がマザーボードの裏側なのでヒートシンクなど付けられる場所でもないので、SATAタイプにしてみました。この場合はマザーボード表面のSATA0コネクタは排他的に使えなくなるようです。
M.2タイプSSDが始めてという事もあって、バックアップとして2.5インチのSSDを予備に接続しました。
OSは新規のパッケージとしてWindows10Proを購入し(前がタダだっただけに今回は2万円近くの価格に驚きました)小さなUSBメディアのため箱も小さくて保管にも便利です。
Windows10Pro(x64)のインストールですが、最初はVideoカードも何もなしでM.2 SSDだけ取り付けてインストールしました。
MS-DOSの頃のフロッピー20枚とか、Windows95の時代を知っているだけに、こんなに速くて良いのかと快適を通り越して心配になります。
その後にVideoカードやHDD/SSD/ブルーレイドライブを接続して再起動。マザーボードに付属のドライバ類をインストールしたらほぼ完成です。
組み上がりは、
このようになりました。ケースのフレームに線を寄せて束ねればそれなりに空間が整理されて熱がこもることもなさそうです。
このケースですと電源からマザーボードへのケーブルが太くて長いので一番束ねにくかったです。
部屋で使用するにはなかなかの静かさ。
Windows10Proの認証が出来ていることも確認したので、M.2 SSDから2.5インチのSSDにフルコピーしておきました。
夏の暑さで温度が上がりすぎるようなら、その頃にまた考えます。
最後に、SSD/HDDの速度を載せておきます。
まず、M.2 SSD
バックアップ用のSandiskの(2.5インチサイズ)SSD PLUSは
そして最後は2014年に購入したWD GREEN 3TB のHDDです
まあ、このへんの数値は人間の血圧と同じで、ちょっとした事で変わりますから目安程度ですね。この時はこんな結果でした。