IE11でフレーム型サイトを印刷しようとすると、今まではきちんとプレビュー出来ていましたが、6月のWindowsUpdate以来白紙のプレビューになってしまいました。
最近はフレームタイプのWEBサイトも珍しくなってきましたが、まだ健在です。そしてその右側だけを印刷したいとか思うこともあります。
例えば占星術ソフト「Stargazerのインストール」の記事で紹介しているケロプッタ教団さんのページ(http://stargazer.on.coocan.jp/)をIE11でプレビューしてみると、
全体はこんな感じでプレビュー出来ますが、
右側フレーム内だけを印刷したいなとか思って、フレームごとの内容全てをプレビューしようとすると
このように白紙になってしまいます。しかもこの時の画面下部に注目すると、
通常はURLが表示されるべきところになぜかローカルの一時ファイルの場所が示されています。
マイクロソフトでは既知の不具合として扱っているようですが、これを修正するパッチ(KB4032782)も出されていて、
手動ながら、こちらからダウンロード可能です。各環境用に分かれています。私はWindows7の32bit用と64bit用をダウンロードしておきました。
ダウンロードしたものから自分のOSに合ったものを起動すると、
いつものようにインストールが始まって、
最後は再起動を要求されます。
再起動後に先ほどのプレビューを試してみると、きちんと右側フレームのプレビューが出来ていることが分かります。
※この対処法は本来のWindowsUpdateの目的である脆弱性の除去をある程度犠牲にしていますので、危険因子が残されたことにもなります。実行する場合はそのことを理解する必要があります。
また、私がやってみた経験として、64bitのWindows7Proでは、IEの動作そのものが不安定になってしまったことも加えておきます。今回のKB4032782をアンインストールしても若干の不安定さがありましたので、システムの復元で戻しました。KB4032782を実行する場合は、意図して復元ポイントを作っておくことをオススメいたします。
