室内には無線ルーターを置いてあり、WiFi環境でノートパソコンを使用していますが、電波の強いところと弱いところのムラがあるようで、ダウンロードの速度にも影響が出ていました。
電波の特性と状態を把握し、ルーターの向きを調整しつつ、室内を移動してみたいと思います。
電波の状態を目で見るには、マイクロソフトのストアから「WiFi Analyzer」というフリーソフトもあるのですが、今回はケーブルテレビのお兄さんが調査の時に使っていた「inSSIDer」というフリーソフトです。使うのはバージョン 3.1.2.1。これよりも新しいバージョンもあるのですが、149ドルのシェアウェアとなっています。今回はそれほど新しい機能を必要としていませんので、ちょっと前のバージョンでも大丈夫そうです。
ダウンロードは、こちらから。
ダウンロードすると
このようなファイルが出来上がるので、これを起動します。
さっそくセットアップウィザードをスタート。
ライセンスに関する記述に同意して次へ進みます。
インストール場所を確認し、
ユーザーデータ送信によるソフト改善の参加はお好みでチェックして、
準備完了です。いよいよインストールスタート。
これで完了です。
スタートボタンにも出てきました。頻繁に使う方はタイルやショートカット、クイックアクセスなどに登録するのもよいかも知れません。
実際に起動するこんな感じです。起動時は「LEARN」の方になっているので、「NETWORKS」の方を選択します。
アクセスポイント名とチャンネル、電波強度が分かりますので、まずはルーター(のアンテナ)の向きを調整します。電波はアンテナを中心として、(池に石を投げ入れた時の波紋と同じく)同心円状に広がっていきますので、1階から2階に向かっていく時はアンテナを傾けたりして調整します。ただ、木造家屋ではなくて鉄筋コンクリートのマンションなどでは壁で反射する事も考慮してトライアンドエラーです。
電波の波長は2.4GHzだと12.5cm、5GHzですと6cmです。ほんの1~2cm動かしただけでも感度が変わることもあります。ただし、次のような場合は少し考えないとダメな場合もあります。
1.反射などで何通りもの電波の通り道がある。(マルチパス)
2.遠すぎて電波が弱い。(中継器も安くなってきました)
3.近隣のWiFiが入ってきて、干渉している。(違うチャンネルに逃げるか、違う規格に変えてみる) 近所の人は容赦なく無線ルーターを増設してたりするので時々チェックすると良いでしょう。
など、電波の世界は目に見えないので困ります。速い802.11nで干渉しあっているよりも、古い802.11gのほうが快適に使えることも考えられます。
できるだけ外部の影響を受けずに見通し直線。近くに電子レンジを置かない。などなど。
少しでもストレスなくネット接続できるようチェックしていきましょう。